TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』で描かれるモンゴル・イスラム文化から見えてくるものとは?【出演声優座談会】

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——食べ物がいちばん身近に異文化に触れられるきっかけかもしれないですね。最後に、本記事の読者に向けて、TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』の魅力をメッセージとしていただけますでしょうか。

下野:この作品は登場するキャラクターたちが様々な考え方を持ちつつ、自分たちの中に正しいものをそれぞれが見つけようと思って生きていくという人間ドラマになっています。

 セリフやモノローグで表現されている部分はもちろん、それだけではない描写から本当はこういう想いがあったのかもと気づけるかもしれない。そういう細かい部分までアニメーションで描かれていますので、原作とともにいろいろな方にご覧いただけたら嬉しいなと思います。

鈴木:本作で描かれている文化は、形を変えて現代にも通じるものがあるのだと感じました。今の自分たちと当時の人たちを当てはめてこの作品に触れていただくと、作品の奥深さや自分が生きる事への関心がより深まるのではないかと思います。細かな文化などにも触れていただけると嬉しいです。

齋藤:この時間みなさんのお話や考え方を聞いて、自分の中で考えがまだ弱くてこの作品の見られていない部分がたくさんあったと感じました。

 でも、自分の中に生まれた「なぜ?」という事に対して、知らない事はたくさんあるけれど理解しようとする行動の一つ一つが、みなさんのような奥深い人生に繋がっていくのだろうなと思います。だから僕もまだまだ勉強しなければならないですし、したいなという気持ちを忘れないでいたいです。

小清水:天幕のジャードゥーガル』という作品を通じて日本とは違う異文化に触れていただき、様々な意見も飛び交うのでは無いかと思うのです。その時に大切に持っていて欲しいのが“自分自身の考え“で。

 たくさんの知識を得た状態で、「あなたは何を思うの?」「何が好き?」「どうしたい?」という問いに、誰かの顔色をうかがったり他人と足並みをそろえない、「純粋に自分はどう思ったのか」「どう感じたのか」の感想を大切にしてもらいたいと思いました。

 もちろん、他人の意見によって考えが広がる影響も素敵な事である上で、です。感じるままに考え意見を持つ事は、今の私たちが自由である事の一つだから。自由に楽しんで観て欲しいです!

関根:はじめシタラは強い女の子だと感じていたのですが、原作を読み収録を重ねていくなかで、彼女はそんなに強い女の子じゃないのではないかと感じました。

 彼女の中にある復讐の炎が、たびたび作中で弱まるところがあるのですが、それでも、そのたびに炎に薪がくべられて激しく燃えていく。これが運命なのかなと思いますし、何より絶対に忘れるものかという彼女の想いを感じました。

 シタラもそうですが、この作品には国のため家族のため信念のため、意志と目的をしっかり持ったキャラクターたちばかりです。シタラはその中でたくさんの経験をし、荒波にもまれながら、互いの正義をぶつけ合っていくので、ぜひぜひ彼女の立ち向かう姿と行く末を見守っていただけたらなと思います。

——ありがとうございます!

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 異なる時代背景や登場人物たちの物語を通じて、現代日本でも共感出来るものや新たな発見があるはずだ。作品として楽しみつつ、自らが興味を惹かれた要素があれば、一歩踏み出して触れる事で新たな学びとして人生の糧にしてみて欲しい。

取材・テキスト/kato
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会

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