ケアしている人のケアも…外からできること
井上教授は、「避難生活等が長引く場合、支援者である家族や自発的に発生したような組織、ボランティアの人たちを支える仕組みが大切になってくる」としている。障害のある当事者の特性から、直接的なサポートは普段支えている人ではないと難しい場合もあるが、例えば災害派遣で現地に入った人を、そうした支援者のバックアップのために配置することなどが重要だという。
これを受けて能條氏は次のように述べた。
「きっと現状はお子さんのケアはお母さんにしかできないという状況があるから、ずっとそうなってしまっているけれど、その他の部分や精神的なサポートなど、できる限りのことは周りができる仕組みをどう共助で整えるかということなのかなと思う」
井上教授は、過去に被災した現地で障害のある子の保護者から「あるお菓子のおまけのおもちゃがあれば子どもが安心できる」という話を聞き、それを集めたこともあるという。
ただし、本人や家族が落ち着いて過ごすためには重要なものでも、周囲の状況を考えるとなかなか訴えられない場合があるため、そうした声を拾い上げていくことが必要だとしている。(『わたしとニュース』より)
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