経済損失は3兆円?更年期障害に悩む50代男性「命の危険を感じるくらい追い込まれた」「いろんな病院をめぐってきた状況が10年続いた」“ゆらぎ世代”の本音と社会の支え方

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■「3つが重なって、思い当たることがない。婦人科に行こうと思った」

青柳寧子さん
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 そば店を営む青柳寧子さん(52)は、今年3月頃から激しい頭痛や肩の痛みなどに悩まされている。「店で働いていた時に急に吐き気がしてきた。お客様にビールを注ごうと栓を開けた途端、ものすごいむかつきに襲われた。それからしばらくして、今度は未経験の頭痛もした。帰ってきたらお腹まで痛くなってきて、どの薬を飲んだらいいんだろうと思い、その時は頭痛薬を飲んだ」。

 翌日には「通常の痛みとはちょっと違う」と感じたが、日曜日で店も忙しく受診できず、その次の月曜日にようやく婦人科を訪れたという。「吐き気、頭痛、腹痛の3つが重なって、かつあまり思い当たることがない。行くんだったら婦人科かなと思って相談した」。医師からは「重くない更年期症状ではないか」と診断され、漢方薬を飲み始めた結果、「頭痛とむかつきはすぐになくなった」と語る。

 精神的な症状についても、「ざっくり言うと気持ちの落ち込み。ふとした瞬間にすごい虚無感というか、何もかもが虚しいという気持ちに襲われた」といい、「体は疲れているのに毎晩何度も目が覚め、良質な睡眠を取れない状態が続いた」ことも明かした。

■診断まで10年「診断難民」だった男性更年期の現実
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