■「まずは早めに医療機関に来てほしい」専門医が語る治療と予防
更年期医療を専門とする産婦人科医・おいたえりこ氏は、更年期障害のメカニズムについて「男性も女性も、共通して性ホルモンが低下することで起こる。この性ホルモンが出る大きな目的は種の存続のためで、特に女性は妊娠・出産という役割を遂行するために20代・30代でしっかり機能し、40代後半から徐々に女性ホルモンが減って閉経を迎える。男性にそういうイベントはないが、年齢に伴って性ホルモンを作る細胞が減少することで徐々に低下していく」と解説する。
また、更年期に大きなストレスが重なりやすい点についても言及し、「ご両親の死や介護、お子さんが思春期で傷つく言葉を浴びせられたり、退職の危機に陥ったりといった社会的なストレスが一気にかかる時期。そこからグッと症状が出始めるということはよくある」と続けた。
治療については「ホルモン補充というホルモンの波を緩やかにするための治療が男性にも女性にもできる。漢方も非常に有効だし、生活習慣のアドバイスもできる。ただ、来てもらわないとアドバイスできない」と語り、早期受診を強く促す。受診先については、男性は主に「泌尿器科」が一つの選択肢になるとしつつ、「更年期っぽい」と受付で伝えれば問診に応じてもらえる医療機関もあると説明する。
予防や症状緩和に向けた日常的な取り組みとしては、運動や食事の見直しを挙げる。「筋トレはすごくいい。ホルモンの低下速度を緩やかにする効果もある。新しいコミュニティに入ってみるとか、新しいことに挑戦してみるとかも対策になる。ただ、鬱っぽくなって塞ぎ込んでしまう方は、家族や友人が気づいて病院に連れてきてくれることが大事」だと述べた。
青柳さんは、更年期を経て、「『本当に自分がやりたいことは何なんだろう』と考えるきっかけをもらった。あちこち痛くなって不機嫌になるお年寄りの気持ちが分かるようになって、共感力が育まれた。更年期は命まで取られないし、ホルモンが安定してくれば終わりが来る。それを楽しみに待っている」と前向きに話した。
(『ABEMA Prime』より)
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