危機・判断・報酬の“3つのトリガー”!現役医大生棋士・獺ヶ口四段が心拍数から紐解く予選名場面/将棋・ABEMA地域トーナメント2026

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 超早指し戦特有のプレッシャーの中では、過去のミスを引きずらない「前後際断」の精神が心拍数に影響を与えるのではないか。事前のその仮説は、実際の対局データでも裏付けられたという。「一例ですが、この図は予選Bリーグ第2試合(東武鉄道 北関東ブリッツァーズVS KOYOHD ノース・トラッズ神戸第5局)の▲豊島九段-△藤井竜王・名人をグラフ化したものです」と獺ヶ口四段は一つのデータを提示する。

 「序盤の難所を乗り越え、互角で終盤に入ったあたりで、藤井竜王・名人の心拍数(黄色の点線)が落ち着いているのがわかります。この谷型の心拍数は、中盤までの流れを一旦リセットして、もうひと勝負といったところでしょうか。その点、前後際断と言えると思います」と、絶対王者の驚異的なメンタルコントロールの跡を読み取った。さらに「ちなみに、この図からは、豊島九段の心拍数はその局面の勝率と、ある程度連動していることもわかります」と、対局者ごとの興味深い差異にも言及した。

心理的安全性の高さも対局に影響?
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