「凄まじい覚悟を持って参加されていた」――カメラ前の子供たちと保護者がくれた心強い言葉

――子供たちとの撮影を通してどのような事を感じられましたか?
西島:撮影に入る前に、スペシャルニーズのあるお子さんを育てている御家族の方と色々なお話しをさせていただきました。実際に出演してくれた子供たちのカメラ前の演技も素晴らしかったですし、保護者の方からは『俳優として接してください。やりたいことがあったら遠慮しないでください。不安なことがあれば私たちに聞いてください』という心強い言葉も頂きました。撮影現場にはスペシャルニーズスーパーバイザーが常駐し、子供たちに負担のないよう細心の注意を払って撮影を行ったわけですが、子供たちにとっては現場に移動してくるだけでも大きな挑戦で、凄まじい覚悟を持って参加されているわけです。その姿を近くで見るだけでも強く感じるものがありました。
――重度障がい児・明野新役のしんすけ君の笑顔も無邪気でした。
西島:作品を観てもらえれば一目瞭然ですが、カメラが回った時に見せるしんすけくんの表情とその存在感は本当に素晴らしかったです。佐竹は心を閉じた男ですが、彼のニッコリした笑顔を目にすると、役を通して僕自身も深く動かされました。撮影中は、佐竹として心を閉ざした状態でいましたが、それでも俳優としてのしんすけくんの演技にその瞬間、感動する。佐竹として、そして自分としても心を震わす瞬間が、そこにはあったのだと思います。
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