ビニールハウス初年度に…
その言葉に応えた1人が、水野さんだ。大阪から移り住んで5年、派遣の仕事などをしていて、農業の経験はゼロだった。「2020年、コロナが一番ひどい時で、当時の仕事もあんまりうまくいかなくて、知り合いに紹介してもらって、いろいろ話を聞いていたら、農業なんて今まで全くやったことなかったけど、1回やってみてもいいかって」。
移住して1年目は、よその農園で修行。2年目から畑を借り、シャインマスカットの栽培に挑んだ。「房の状態を見て間引いていって、最終的にどういう形になるかイメージしながら粒を落とす。収穫の時はそういうワクワク感とか、ちゃんとできているかなとか。そういう楽しみがある」。
これまで露地栽培でぶどうを育てていた水野さんは、今年初めてビニールハウスに挑戦。異変に気づいたのは、収穫しようとハウスに入った朝だった。「ここで盗られた、今年は。2年前も別の畑ですけど、同じように盗難の被害に遭って」「これが収穫した跡。こういう感じで、軸を残して切って収穫するが、盗られているところは残す軸の長さが全然違う。これが端から端までずっと盗られていた」。盗まれたのは400〜500房、被害は60万円以上だった。
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