「生き残り大作戦」としての農業移住
かつて畑だった土地は作る人がいなくなり、木と草に覆われた「荒廃農地」になりつつある。
大山会長は「限界集落の生き残り大作戦。20年前から地区の人と計画を立てて、ぶどう栽培をしに来てもらって地区を盛り上げようと」と意気込む。
ぶどうは町が生き抜く最後の砦。久米南ぶどう部会によれば今、ぶどう農家は41人。そのうち36人が移住者だという。
警備会社に勤めていた山田剛史さんが選んだのも、この町だった。「研修生で来たとき、最初にハウスの中にぶら下がっているぶどうを見たときに、僕がやりたいのはこれだなと思った。目に入ったときは輝いていました」。
家族との時間も大切にしたいと、農業への転職を妻に相談。5年かけ説得したという。「農家のところで1〜2年間、研修生という形でぶどう栽培を1から教えていただいて、栽培に関すること、それから経営に関すること、もちろん農機具の使用方法。新規就農者を受け入れる体制が出来上がっているのが魅力。途中で辞めた方は今のところはいない、皆さんも独立で、ぶどうで生計を立てて成功している」。
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