限界集落の生き残り策なのに…シャインマスカット大量窃盗 「日本は盗まれない」前提が崩壊の現実

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全国各地で高級フルーツの盗難、“盗まれない”という前提

 果物の窃盗は各地で相次いでいる。8月5日、栃木・佐野市で400房、13日に栃木市では200房のシャインマスカットが立て続けに盗まれた。7月には、福岡・うきは市でブランド梨5000個が盗まれる被害もあった。

 さかのぼると、高級フルーツの窃盗被害は7月から8月ごろに多発。お盆のお供え、贈答を見込んだのか。出荷がピークになる直前のタイミングだった。盗まれたら最後、それが誰の畑のものだったかわからない。高く売れて、足がつかない。それが果物窃盗の実態だ。

 日本の畑は長い間、盗まれないという前提の上にあった。だから鍵もかけてこなかった。その前提がいま崩れ始めている。さらに、この町が直面している危機は他にも。久米南町の住民は44.9%が高齢者(2020年)で、25年後には人口が2000人台まで減るとされている。

「生き残り大作戦」としての農業移住
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