■保健師の立場から「新しいワクチンへの不安」
これに対し、公衆衛生学が専門の坂元晴香医師は、「基本的に予防接種は有効性や安全性が証明されているからこそ、日本でも世界中でも打たれている。『ワクチンを打ったから自閉症になる』ということも、科学的には否定されている」と説明。
義務から努力義務に変わった経緯については「40年ほど前、当時ワクチンによる副反応で一定程度影響が出たことがあったのは事実。そのため、いったん義務から努力義務にした経緯があるが、その後、安全性が改良される中で、諸外国では義務化されている」と述べた。
2人の娘に一部の予防接種のみ受けさせているという保健師のこゆきさんは、「“打たないリスク”と“打つリスク”の両面から考えて、『必要なものは打った方がいい』という判断に至った」と語る。
特に懸念するのは、新たに普及され始めたワクチンの多さだ。「私が保健師として仕事を始めた頃は、ワクチンの数はもっと少なかった。この20年で急増し、任意接種のものも増えた。国の動きを見ても、本当にこれが必要なのか。住民から副反応の報告を受けたこともあり、自分なりに検討した結果、今のところに至る」と説明した。
■親の判断で「子どもの健康が脅かされるかもしれない」
