■親の判断で「子どもの健康が脅かされるかもしれない」
坂元医師は、大人が自分で判断して打つことと、親の判断で子どもがどうするかは全く別の問題だと強調する。「不安を持つこと自体は当然。ただ、親自身の判断によって子どもの健康が脅かされるかもしれないというときに、子どもを守る目線を取り入れていくことは絶対に必要だ」と述べた。
また、いわゆる「反ワクチン」の声が注目されがちな現状についても指摘する。「ワクチンを嫌がる人の声がクローズアップされがちだが、実際に子どもの予防接種の接種率を見ると9割を超えている。不安に思うのは当然だが、ほとんどは打っているのが現状だ」。ワクチンへの誤情報を信じている人の中でも、6割以上が実際には接種を受けているという調査結果も紹介された。
Chieさんは最後に「予防接種を受けるときに、デメリットがきちんと説明されていない。打つことが前提で、メリットしか説明しない。これは国民の知る権利を奪うものだ。全てのワクチンを否定しているわけではない。ただ、打つかどうか選べるということを行政がきちんと説明し、誰もが後悔のない選択をできるようにしてほしい」と訴えた。
坂元医師は「限られた時間や人手の中で、どうやって正しい情報を分かりやすく伝えていけるかは課題だ。ただ、常に大事なのは『子どもをどう守れるか』という視点。医療者として親と対話しつつ、『打たなかった場合に、どうその子たちを守っていけるのか』まで考えていく必要がある」と語った。
(『ABEMA Prime』より)

