続く予選Aリーグ1位決定戦では、北海道・東北バルペックスの屋敷伸之九段(54)に初戦を奪われる苦しい立ち上がりとなった。しかし、第2局で古賀悠聖六段(25)が、北海道・東北の“支柱”広瀬章人九段(39)を破り、不穏な空気を断ち切る。この1勝が起爆剤となり、その後は永瀬九段、西田六段、深浦監督とトップバトンを繋ぐように次々と勝利を収めた。大舞台のプレッシャーがかかる中でも、深浦監督は「切羽詰まるとかなり慌ててしまうので、ちょっと時間に余裕を持ってっていうことを心がけました」とベテランらしい冷静さを見せつけ、北海道・東北の中村太地八段(38)を撃破した。
第6局でも古賀六段が堂々たる指し回しを見せ、チームは破竹の5連勝で予選突破一番乗りを果たした。古賀六段が「かなり伸び伸び指すことができました」と語るように、チーム全体のメンタルが最高に研ぎ澄まされていた。控え室では対局中も活発に意見が飛び交い、終始和気あいあいとしたムードで仲間の勝利を喜び合う姿が見られ、視聴者も歓喜。悲願を達成した深浦監督は「ようやく準決勝行けました。我々としては未知の領域でもありますし、引き続きの応援がすごく大事になってきます」と語り、固い結束力で結ばれたチームのさらなる飛躍を誓った。
そして迎える8月22日の準決勝第二試合。立ちはだかるのは、東武鉄道 北関東ブリッツァーズの羽生善治九段(55)が監督を務める超強力なチームだ。中でも最大の壁となるのは、東武鉄道 北関東ブリッツァーズの藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、24)の存在である。将棋界の絶対王者を擁する強敵を前に、通算スコア10勝3敗、先手勝率78%という驚異の数字を叩き出した南軍がどのような戦術で挑むのか。未知の領域へと足を踏み入れた南軍の不死鳥たちは、このまま決勝の舞台まで羽ばたけるのか。盤上のドラマから、一瞬たりとも目が離せない。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

