北関東が3勝2敗でリードし、勝者のみが連投する「第2ステージ」へと突入した第6局。ここからは木村九段の独壇場となった。「年齢にちなんで(笑)」と18秒を入札した木村九段に対し、チーム名の“サザン”から33秒を入札した佐々木七段が先手番となる。相掛かりの出だしから後手の木村九段がリードを広げるが、佐々木七段が鋭い手で逆転。それでも最終盤、木村九段の必殺技が見事に決まり138手で白星をもぎ取った。
勢いに乗る木村九段は、続く第7局で九州の主軸である永瀬九段と激突。角換わりから右玉を選んでペースを握ると、角換わりのスペシャリストである永瀬九段の穴熊を打ち砕く。馬を作って以降の緩急自在の指し回しで圧倒し、解説の鈴木九段に「今日は木村デー」と言わしめる118手での快勝劇を見せた。
ベテランの大車輪の活躍と絶対的エースの確実な白星で、見事に5勝2敗で九州を退けた北関東ブリッツァーズ。控え室のメンバーも、怒涛の快進撃を見せた立役者の木村九段を最高の笑顔で出迎えた。次なる舞台は、ついに頂点が決まる8月29日の決勝戦。相手は、準決勝第1試合を勝ち上がった“無敵艦隊”中国・四国ナヴィセトスだ。最強のドリームチームがこのまま覇権を握るのか、それとも若き才能が爆発する中国・四国が意地を見せるのか。真夏の将棋界を熱く焦がす頂上決戦から、最後まで目が離せない。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


