将棋の第39期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局が8月24日、東京都渋谷区の「将棋会館」で行われ、服部慎一郎七段(27)が柵木幹太五段(28)に勝利した。この結果、シリーズ成績を2勝1敗とした服部七段が、藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、24)への挑戦権を獲得した。
運命の最終局は、先手となった服部七段が得意とする矢倉の戦型へと進行した。序盤から前例を離れる展開となると、柵木五段が一気に角を切る強攻に出て、早々に勝負所へと突入。服部七段は苦しい受けに回る展開が続いたが、ここで持ち前の勝負術を存分に発揮する。相手の猛攻を粘り強く凌ぎながら徐々に流れを引き寄せると、終盤で見事な逆転劇を演じ、そのまま白星を掴み取った。
この勝利により、服部七段は第97期ヒューリック杯棋聖戦に続く自身2度目のタイトル挑戦を決めた。挑戦者決定トーナメント最下層の5組から快進撃を続けてきた柵木五段の“竜王戦ドリーム”を最終局の逆転勝利で阻み、最高峰の舞台への切符をその手に収めた形となった。
再びタイトル戦の舞台へと歩を進めた服部七段は、絶対王者である藤井竜王にどのような戦いを挑むのか。注目の第39期竜王戦七番勝負は、10月9日に東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で開幕する。
第39期竜王戦七番勝負 日程・対局場




