そば農家も被害
取材中、畑で作業する人たちと出会った。そば農家の桑名秀一郎氏は「これ全部青いのはみんなそばなんだけど、このそばの半分くらいはシカさんが食べちゃうんだ」とそば畑を見つめた。
郡山市ではシカによる農作物被害を防ぐため、電気柵の設置などの対策を支援しているが、追い付いていない。被害を少しでも防ごうと農家の対策も続いている。桑名氏たちがおこなっていたのは、電気柵の張り直しだ。
しかし桑名氏は「これが電気柵。これに電気を通してシカが触ると電流が流れる。シカはこれを飛び越えちゃう……。だから飛び越えられないように来年は5段にしようと。今は3段だけど5段。シカもオリンピック選手みたいなのがいるから、飛び越しちゃうのよ。これでは到底追いつかない」と苦労を明かす。
「そばは種を撒いてしまえば、収穫まであまり手間がかからないということで、かなりの面積を作れることになっているのだけれども、逆にシカ・イノシシ・クマとかの対策に人手がかかってしまって、そば作りをやめなくちゃならないんじゃないか、というところまで来ている」(桑名氏)。
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