遺体発見から2カ月で7人逮捕
元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は、現場を歩きながら「完全に看板も変わっている」と話す。「単なる身内だけの事件ではよくありますけど、第三者が入っていますから、これは許せない事件だと思います」。
殺害の直前。この通りにある店で、電気の延長コードを買い求めた男がいる。本当はロープを探していたが売っていなかった。
この男は、東京・五反田の駅前交番に出頭した。2024年4月17日の午前6時30分、夫妻の遺体が発見された翌朝のことだった。埼玉・越谷市に住む建設作業員・平山綾拳被告(当時25)。「自分の車が使われた」と話したが、それはウソだった。
ここから事件は大きく動き、2カ月の間にあわせて7人が逮捕されていく。その中には殺害された夫婦の娘と、内縁の夫も含まれていた。いったいどんな事件だったのか。そしてなぜ平山被告は出頭したのか。
被害者は“やり手の実業家”、依頼主は長女の内縁の夫
