2年連続レギュラーシーズン敗退に終わったKADOKAWAサクラナイツ。シーズン終了後のドラフト会議で森井巧監督は、34歳の元気印・尻無濱航(協会)を指名した。今期のサクラナイツのテーマは「明るく元気に前向きに」。まさにそのテーマにピッタリな人材だ。
―ドラフト会議で指名をされた瞬間の振り返りを。
森井さんとはドラフト前にお会いして、森井さんが今のチームに対して抱いている気持ちと、私が考えているMリーグに対しての思いを1時間ぐらいかけて交換させていただきました。最終的にはドラフトをリアルタイムで拝見して、自分の名前が呼ばれた時には、うれしさと驚きが半々ぐらいでした。
そもそも、僕に声がかかることはないだろうと思っていたんです。たぶん、他の麻雀プロも同意見だと思いますし、麻雀ファンの方も僕を知っていたとしても、僕の名前があがるなんて、誰も思っていなかったと思います。そういった状況だったので、本当に驚きました。もちろん僕の麻雀プロ人生においてはとても光栄なことです。
手放しで喜んでいいのかと問われると、ちょっと難しい部分もあります。サクラナイツファンの方から「新しく入ったのはお前かよ」みたいな声も、きっとあると思うんです。僕に麻雀の実績がすごくあって、強いことが知られていたら、胸を張ってチームに加わることができますが、現時点ではそういう選手ではありません。そういったところも含めて、いろいろな葛藤はあります。
―サクラナイツに入って、ご自身の中でどういう役割を務めるべきと考えているか。
森井さんからストレートに言っていただいたのが、「チームの雰囲気を良くしていきたい」ということです。ただチームの雰囲気を良くすると言っても、実際、難しいですね(笑)。森井さんは僕に対して「ありのままでいい」と言ってくれているんですけれども、僕も34歳なので、この年齢で「元気にいこうぜ!」と言うのも恥ずかしいじゃないですか(笑)。
ただ自分の中で思ったのは、例えばバスケでも野球でもサッカーでも何でもいいんですけど、ベンチに声を出さない選手がいたり、ボケッと試合を見て応援しない姿があると、そんなチームはファンも応援したくないし、試合に出ている人も「なんだ、お前ら」みたいな感じになると思うんです。
森井さんが思い浮かべている理想のチーム像というのは、もしかしたら僕が描いているチーム像と近いかもしれないですね。
自然とそういう方向にチームがなっていくように、私が森井さんのサポートをするような形で、携わりたいですね。サクラナイツが今以上に多くのファンの方々から愛されるようなチームになれたらいいなと思っています。
―周りの選手から「明るい」「コミュニケーション能力が高い」という声が上がっている。ご自身の性格をどう分析するか。
元気はありますし、コミュニケーション能力は高い方なのかな。もともと、僕は営業職をやっていましたし、昔から人と話すことが好きなので。そういった意味では間違っていないのかなと。ただコミュニケーションが好きなだけで、能力が高いかどうかはまた別の話ですけどね(笑)。
―学生時代の部活動は。
中学校の時はソフトテニス部で、小学校の時はドッジボールクラブに入団していました。土・日に一生懸命やっていましたね。その時からめっちゃ声を出していました。プレー中もだし、打つたびに「おら!」、ポイント取ったら、「よっしゃ!」みたいな(笑)。
―営業職ではどんなことを。
部品メーカーの会社でした。特殊な部品を売っていて、いろいろなお客様がいらっしゃったんですけど、私のメイン業務としては半導体を求めるお客様に対して営業をかけていました。
次のページMリーグ 日程
-
二階堂亜樹
勝又健志 -
鈴木大介
下石戟 -
佐々木寿人
佐々木寿人 -
黒沢咲
瀬戸熊直樹




