麻雀の世界でも、AI(人工知能)の技術が急速に発展している。セガサミーフェニックスの竹内元太(最高位戦)は「最先端の麻雀AIは人間では出せないような成績を出している」と明かす。その思考を理解しようと、麻雀AIを駆使し、日々、勉強に励んでいる。「進化は止めないようにしなくちゃいけない」。陽気なビッグマンは真摯に麻雀と向き合い、3年目となるMリーグの舞台を思い切り楽しむ。
―個人成績は12位(+151.8ポイント)。チームとしてはセミファイナルで敗退した。昨シーズンを振り返ると。
Mリーグに慣れてきたと思います。1年目より、2年目の方が自分の思った通りの麻雀が打てていましたし、立ち居振る舞いにも少しずつ慣れてきました。1年目に比べて、Mリーグを楽しめるようになったと思います。
―体育会系のノリをチームの中で出している印象を受けた。それも2年目の余裕から生まれたのか。
そうですね。とにかく自分が一番楽しんでいることが見ているファンの方に伝わると、見ている方も楽しくなると思ったので、ああいう方向性でよかったかなですね。1年目は“ここはこうしなきゃいけない”など決まり事を覚えるのに頭を使っていました。そういうのがなかった、2年目は自由にできました。
―シーズン中に浅井堂岐選手(協会)が病気で一時戦線離脱したが、当時は何を思っていたか。
倒れた時は「大丈夫か?」と思って、すごく心配しましたけど、何日か経った後に「大丈夫みたいだよ」という話を聞いてからは、僕はもう「とにかく早く帰ってこい。サボっている場合じゃないぞ」という気持ちでいました。
―浅井さんも「堂岐、早く戻ってきてくれ」という言葉を喜んでいた。
僕と堂岐は一緒にMリーグを目指して、それぞれ団体のチャンピオンになりましたが、1年間、Mリーグには入れずでした。一緒に悔しい思いをしてきて、そんな中で一緒のチームに入れた経緯があったので、「せっかくこの舞台に立っているのに、入院している場合じゃないぞ」という思いはありました。本人もそう思っていたと感じていたので、自然とそのような言葉が出ました。
ただ、堂岐がいない時は、とにかく登板間隔が短くなりますし、必死でした。体調を崩さないようにも気にしましたし、結構疲れも溜まっていましたから。
―チームとしては、あと一歩でファイナルシリーズを逃した。
あと少しでしたね。個人的には自分の経験不足があったかなと思っています。僕がもう少しどうにかできていれば、突破できていたかもな、と。追いかける立場でのセミファイナルシリーズでしたけど、そういった時の打ち方というのをあまり練習せず、というか経験せずに臨んだのが、ああいう結果に繋がってしまったのかなと思っています。ただ、あの経験は今後に繋がると思っています。
―追う難しさがあったということか。
ありましたね。僕は逃げるのは得意なので、本来はそっちで使ってほしい気持ちもあるんですけど(笑)。といっても、チームには4人しかいないし、追いかける方もできなくてはいけないと思います。
―茅森早香さん(最高位戦)が初めての兼任監督。どうだったか。
思っていることを言いやすい関係性なので、良い監督だと感じています。ただ、個人的な気持ちですが、Mリーグに携わりたい麻雀プロってすごい多いんですよ。どんな立ち位置であれ「関わりたい」と願う人はいっぱいいる。そんな中で、監督と選手の枠を1人の選手で、埋めてしまうのはどうなのかとは思っています。
―近藤誠一さん(最高位戦)が監督を務めていたシーズンがあったが、誰がいいとかではなく、形としてはああいうものが理想ということか。
そうですね。麻雀プロという業界にとっては、そっちの方が良いのではと、思っています。
―最高位戦の後輩である佐野ひなこさんがチームに加わった。
「女性選手が入ってくる」と聞いた時に、「知らない人かもしれないし、ちょっとドキドキする」というのはありました。そんな中で、よく一緒に練習をしている佐野さんが入ると聞いた時はうれしかったです。
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