「Mトーナメント2026」でファイナルまで勝ち上がり、オフシーズンも真剣勝負を続けたTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)。昨期はレギュラーシーズン最終盤の熾烈な通過争いを突破し、セミファイナルシリーズ、ファイナルシリーズと戦い抜いて3位。Mリーグは今期で9年目を迎える。苦しい時代も知る最年長Mリーガーは、新しいファンが増えた現在のTEAM雷電を「常勝チームみたいに思われているのはくすぐったい」と笑う。悲願の初優勝へ、今期はどんな戦いを描くのか。
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―Mトーナメントはファイナル進出で準優勝した。
「よくやった」という感じが7割で、最後ちょっと残念だったのが3割ですね。このオフシーズンにあれだけの真剣勝負ができたのは良かったですし、僕はシード権がなかったので、若手の頃にシードがないところから駆け上がっていた時の記憶とオーバーラップしました。休みなくずっと戦っていて、すぐに次のシーズンが始まるなという感じがしますね。一番楽しんでいます。
―Mリーグの昨シーズンの振り返りを。
終わった瞬間には、すごく満足感がありました。結果は3位でしたが、「昨期はやりきったかな」という感じです。レギュラーシーズンの熾烈な通過争いを突破して少し楽になって、セミファイナルは絶好調。またスリリングな展開になって、ファイナルも苦しい位置から最終日に2連勝して、最後に3位へ滑り込みました。
全体を通して充実したシーズンでしたね。(雷電ファンの)ユニバースの方の反応を見ていても、一番楽しめたのではないかと思います。レギュラーシーズンの最後は、黒沢さん(黒沢咲)がトップを取るまで決まるかどうかも分からなかった。決まりそうで決まらない4日間があって、結果的にライバルの渋谷ABEMASに条件を突きつけられたところもあって、すごい戦いだったと思います。
―レギュラーシーズン最終日のチームはどんな雰囲気だったか。
(セミファイナル進出に向け)トップ取りの勝負となる1戦目だったので、「黒沢さんに任せよう」とチームで決まりました。ダメだったら、次の本田(本田朋広)が決めればいいという感じでした。やってくれそうな気はしていましたけどね。
―Mリーグは9年目を迎える。ここまでの変化をどう感じているか。
毎年、変わってきたことは実感していますが、ここ2、3年くらいは、どこへ行っても声をかけてもらったり、皆さんが楽しんでいることを感じたりすることが増えました。新規のファンの方もすごく増えていると思います。
ファンミーティングの顔ぶれを見ても「最近見始めました」という人がいて、雷電の暗黒時代を知らない人も多いんですよ(笑)。常勝チームみたいに思われているのはくすぐったいですが、歴史が積み重なっているんだと思います。
―9年目もTEAM雷電は同じ4人で戦う。
今期に関しては、僕らはレギュレーションに引っかかっていない。もし対象になっていたら、「このメンバーでやれるように頑張ります」というコメントしか出てこないと思いますが、今期は楽しみですし、すごくワクワクしています。
常にフレッシュな感じにはなりますね。リセットされるというか、ライバルの顔ぶれも変わりますし。
―レギュレーション(選手入れ替え)の対象となるシーズンは、やはり意識するものなのか。
もちろんありますね。日常生活でも何か新しいものを買う時にお金のことを考えてしまったり、「無駄遣いしない方がいいんじゃないか」「仕事をいっぱい入れておいた方がいいんじゃないか」と、常に最悪のことを考えてしまう。今期はそれがないので、思い切っていけるなという感じがあります。対象になっている時は、何をやってもそのことが頭から離れません。チームが200ポイントくらいプラスしていても、ちょっと負けが込むと「苦しいよな」と考えてしまう。
辛いですが、それを突破した時に強いチームになるとは思います。僕らはそういったことを繰り返してきたので、抜け方を全員が体で覚えているのかもしれませんね。
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