チームで練習するということはあまりありません。どちらかというと、個人的に練習しています。私は技術ではなく、気持ちで勝負しているので。昨期の良かった試合や、内容が良かった試合、チームメイトが応援してくれている動画などを見て、テンションを上げています。
自分がテンションに左右されるということは、とても自覚しています。瀬戸熊さんにも「今日の麻雀は気持ちが今ひとつだったな」と言われることがあります。私は気の持ちようで変わってしまう。それくらい大きな舞台だと思っています。もちろん自分の弱さもありますが、戦う負担が大きすぎるから、大きな気持ちでいかないと最後の最後でいっぱい押せなくなったり、逆に焦って勝負ではないところで勝負してしまったりするんです。
―Mリーグの舞台そのものには、もう慣れていると思うか。
試合自体にはかなり慣れました。でもレギュラーシーズンの最終盤のようなギリギリの勝負は、何年やっていてもそんなに何度も出くわすものではありません。「また来たな!」という感じですね。以前は(3位の賞金)1000万円を抱えて、後ろにいる勝又さん(EX風林火山・勝又健志)から逃げるような戦いもありましたから(笑)。あの試合は全然楽しめませんでした。
ただ、昨期のギリギリの勝負では楽しめていた感覚があって。そうじゃないと続かないような気がします。勝又さんに押されていると、どんどんおばあさんになってしまうというか(笑)。疲弊して、すり減らされているものがあったので、やっぱり楽しくやろうという気持ちです。
―今期も同じような大一番を任されたら、また打ちたいか。
やるしかないので、なったらやります(笑)。でも「またやりたい」という気持ちは全くないです。気持ちを切らさず、強い気持ちで戦う。それが私にとっての最善です。
―昨期は大きくポイントを稼いだ。
これまでファイナルで一度もトップを取ったことがなかったので、それが悪いジンクスになってしまいそうでした。まずファイナルでトップを取れたことが、数字の中では嬉しかったですね。昨期はトップを取っても大きなトップがなかったので、少しだけ消化不良なところもありました。自分の連荘で相手を疲れさせるような試合をやりたいです。
―札幌でのファンミーティングにも参加した。年々、ファン層の変化を感じるか。
女性のファンがめちゃくちゃ増えました。本田さん(本田朋広)のファンは女性しかいませんが(笑)、私のファンも女性の方が多いですね。麻雀店のイベントに出ても、私のファンは6割近くが女性です。女性の方の応援はとても温かいですね。
子どもを応援するように「どんな結果でも応援するから、とにかく楽しんでやってくればそれでいい」「元気で試合をしているところを見せてくれたらいい。勝たなくていい」と言ってくれるんです。プレッシャーにはならないですね。自分が辛くて苦しんでいる時には、そういう言葉がすごく響きます。気持ちがすっと楽になりますね。TEAM雷電はとにかく女性のファンが増えたなと思いますし、そこは以前から大きく変わってきたところだと思います。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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