将棋日本シリーズJTプロ公式戦は9月12日、熊本市の「熊本城ホール」で2回戦第4局の千日手指し直し局が行われ、後手の八代弥八段(32)が藤井聡太JT杯覇者(24)を破り、準決勝進出を決めた。藤井JT杯覇者はこの敗戦により、プロ入り後の公式戦通算成績が460勝100敗となり、通算100敗目を喫した。
序盤から激しい攻防の末に千日手が成立した前局を経て、初手から1手30秒未満の過酷な秒読み戦となった指し直し局。藤井JT杯覇者の先手番で始まった一戦は、プロ間で深く研究されている「角換わり」の戦型へと進んだ。対局は、先手の藤井JT杯覇者が果敢にリードを奪いに攻め込み、後手の八代八段が強靭な受けで対抗する緊迫した構図に。一瞬のミスも許されない極限状態の中、相手の鋭い猛攻を正確な指し回しで凌ぎ切った八代八段が、終盤で力強く押し返して108手で勝利。対藤井戦5局目にして、見事な公式戦初白星を飾った。
藤井JT杯覇者、「異例の遅さ」での100敗到達




