ストーカー加害者にGPS装着、カウンセリング義務化へ「万能の盾ではない」「装着してもやる」導入への課題を検証

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「GPSがあろうが何しようが…」

 ストーカー治療を行う大石クリニックは、川崎ストーカー事件で認知度が上がり患者が倍増したという。大石雅之院長は、「GPSも悪くないけど、あまり必要ない気がする。GPSが効くのは軽症の人、多分。本当に殺人事件を起こすような人は、GPSがあろうが何しようが、やる可能性が高い」と推測する。

 大石院長は、その理由として、ストーカーになりやすい人の特性を挙げる。「来る患者、来る患者、発達障害が9割。その特性のひとつとして女性に固着する。これに性嗜好障害。この2つが重なった時に女性を追い回す」。

 あくまで集まった症例からの仮説であり、発達障害だから問題を起こすわけではないとした上で、「発達障害に“衝動性”という特性があり、それでやっちゃう。その時にはGPSを着けていてもやる、多分」と語った。

 発達障害を持つストーカー加害者には、それを自覚してもらうことが治療への第一歩だという。「通常の集団精神療法で十分効果が出そう。発達障害であることは、自分では分からない。同類の患者さんが、他人を見て我が身を振り返る。それが効果がある」(大石院長)

人権面でも課題、「悪質」の線引きはどこ?
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