■AI時代がもたらす「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」の逆転
これからの時代、AIの進化によって仕事のあり方はどう変わるのか。大山さんは「AI時代で自分のキャリアが見えづらい中、何か一つ武器を持ちたいと考えた」とし、文系から理系の大学院へ進学し、アカデミアで研究者を目指す考えを明かした。
作家の古市憲寿氏は「これからの10年、20年でゲームチェンジが起こる」と予測。「AIは“パソコンの向こう側”の仕事が得意であり、会計や法律、プログラミングなどのホワイトカラー業務は代替できる。しかし、パソコンのこっち側(現実世界)の作業はまだ時間がかかるため、どうしても人間が必要になる」と見解を示した。中長期的にはホワイトカラー業界の再編が進み、結果的に現場仕事の価値が高まっていくと指摘した。
一方で、ブルーカラーが単なる肉体労働ではないことも議論の中で明らかになった。北海道ニセコ町などで型枠工事を手がける建設会社代表の大久保一彦氏は、型枠大工の業務について「2次元の図面から3次元の建物を組み立てるために、机に座って頭の中で3次元を組み立てる作業もある。机の上でCAD(コンピューター支援設計) を使って書き込むこともあり、 だいたい机の上が1割、2割で、ずっと現場で作業しているわけではない」と説明した。
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