「昨日・ドッグラン・楽しい」飼い犬がボタンを押して伝えた? ペットとの会話は可能か、思い込みか…「犬の能力は過小評価」“フォロワー12万超”天才ボーダーコリーの飼い主が語るポテンシャル

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■「昨日・ドッグラン・楽しい」は偶然か、それとも意思か

コミュニケーションに用いられる“トーキングボタン”
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 この日スタジオにはルークパパ氏がボタンの一部を持参した。ルークくんは場所で各ボタンを覚えており、全部で83個のボタンを使いこなしているという。単語だけでなく、2〜3つのボタンを組み合わせた表現もあるといい、「今」「後で」などといった時間的概念を示すボタンも持っているという。

 中でも話題になったのが、前日の出来事を翌日に表現したとされるエピソードだ。ルークパパ氏は「当時の時点でボタンが約40個あり、その中からたまたまその特定の3つを押す確率は非常に低い。前日に起きたことの状況がたまたま押されたという確率は非常に少ない」と主張、言葉を理解していると確信していると語る。

 これに対して、犬と人間のコミュニケーションを研究する立正大学心理学部特任講師の高岡祥子氏は、「すごく面白い」としながらも、「物の名前以外の『昨日』や『痛い』のような、物の名前以外の言葉を犬が使った時、人間にとって意味が通る場面だけが飼い主の記憶に残り、意味として成立しないボタンの押し方は見過ごしてしまうことがあるのではないか」と語った。 

 また高岡氏は、2024年に発表されたカリフォルニア大学の研究を紹介し、トーキングボタン(サウンドボード)を使って犬が飼い主とコミュニケーションを取るという報告は世界中でなされていると説明。「外」や「ご飯」といったボタンを押すと飼い主が対応してくれるというやり取りは成立していると言われている。ただ、「犬にとってはこのボタンを押すと飼い主がご飯をくれるという条件付けが起こっていて、それを上手に学習しているという側面もある」とし、「『昨日』や『楽しい』など、出来事や状況の説明をするような言葉については、そういうボタンの押し方があったとしても、解釈はすごく慎重にやらなければいけない」と述べた。

■犬はどこまで言葉を理解しているのか
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