「誰も望んでないのに…」日米協議で“生鮮ジャガイモ”輸入解禁へ議論進む…病害虫の侵入リスクは? 生産農家が語る本音「輸入しなければリスクはゼロ」

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■「輸入しなければリスクはゼロ。リスク管理の話から入ることが疑問」

農家が恐れる「ジャガイモシロシストセンチュウ」
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 北海道帯広市で6代にわたってジャガイモ農家を営む有塚利一氏は、病害虫への深刻な懸念を語る。特に問題視されているのが「ジャガイモシロシストセンチュウ」だ。一度でも畑に侵入すると根絶が極めて難しく、長期にわたって土壌を汚染する。有塚氏は「うちの農協でも次年度に植える際は、まず畑の土を採取してセンチュウが出ないか検査を行い、クリアされて初めて植えていいというルールを守っている。それほど恐ろしいセンチュウだ」と話す。北海道の一部では実際に発生が確認されており、一度侵入すると長期間にわたって影響が続くという。 

 前衆議院議員(北海道11区)の石川香織氏は、今回の説明会の進行に対して違和感を示す。「輸入解禁までのプロセスが5段階から9段階まで一気に進んだという印象がある。加工用のジャガイモも生の状態で輸入されているが、その際も非常に厳しい要件を設けて検疫を行い、指定施設で処理するという二重三重の対策をとっている。それでもシロシストセンチュウは国内で発生している。生のジャガイモが店頭に並べば、購入後にどこへ流通するか全く追えない」と述べる。

 有塚氏も「そもそも輸入しなければリスクはゼロなのに、リスク管理の説明から入るのは疑問だ」と語り、「農水省の説明会を見ると、輸入ありきで話が進んでいるように見えてしまう」と率直に話す。消費者が購入したジャガイモを庭の家庭菜園に植えることで病害虫が土壌に広がる可能性についても、石川氏は「プロ意識を持つ農家はきちんと管理するが、一般消費者はその知識がない場合も多く、どこで混入するか分からないのが一番のリスクだ」と指摘する。

■「国内対策が先。足りないなら輸入ではなく振興策を」
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