「話が長い」「上から目線」…日本のリベラルは嫌われる? 政治学者が指摘する“弱者憑依”とは?「“自分こそが代弁者”のスタンスに違和感」

ABEMA Prime
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■「夢のビジョン」なければまとまれない——再生への道筋

ニューヨークでは“民主社会主義者”のマムダニ市長が奮闘している
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 なぜリベラル・左派系の政党は選挙でまとまらないのか。白井氏は「勝てないから分裂するのか、分裂するから勝てないのかという話で、自民党は損してでもまとまった方が得という発想で固まることができる。一方、権力を持っていない側は分配できる利権が少ないため、勝てないとなると対立が起こりやすく、ますます分裂する」とその背景について自身の見方を示す。

 その上で白井氏は「まとまるためには、勝ったらこうできるんだというビジョンをリアルに想像できなければならない。幕末に薩摩と長州は蛤御門の変で実際に戦争するほどの対立関係だったが、幕府を倒して権力を取れるという展望が見えたから恨みを脇に置けた。今も同じで、いろんな違いや過去のいさかいを水に流せるのは、勝ち筋がリアルに見えた時だと思う」と語る。

 山下氏も「現実を直視するだけでは薩長同盟は組めない。現実を遥かに超えた夢があるからこそ現実を乗り越えられる。現実と夢の両方を取り戻す必要がある」と語った。

 柿埜氏は経済的な観点から「ニューヨーク市長選でマムダニ氏が当選した理由の一つは住宅や物価の問題への訴えだが、彼は同時に規制改革も訴えている。経済と人権は切れているわけではない。財産権は一種の人権とつながっている部分がある。弱者の小さなまとまりを集めるだけではなく、社会全体として夢のあるビジョンを示していかないと勝てない」と指摘する。

 白坂氏は「リベラルは制度や秩序からこぼれ落ちてしまった人を救い上げるというイメージがある。私自身、もともとこぼれ落ちた側の人間だという認識があるので、そういう人を救うという考え方は今も信じているし、そうありたい。保守とリベラルは循環してあるべきだ」と述べた。

 この日MCを務めた松陰寺太勇(ぺこぱ)は「権力を取ることが目的になってしまっていて、どういう日本にしたいのかという旗がないと集まれないと思う。それがまとまれない理由じゃないか」と語り、同じくMCの岸谷蘭丸も「何を成し遂げたいのかという明確な未来が見えないと、批判だけが出尽くして建設的なものが出てこない。何を期待すればいいかが分からない、というのが今の状況なのかな」と締めくくった。

(『ABEMA Prime』より)

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