選ばれしトップ棋士12人による公開トーナメント「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」は、いよいよベスト4が激突する準決勝に突入。9月26日、大阪市の「インテックス大阪」にて第1局が開始された。大観衆が見守るステージ上で盤を挟むのは、佐々木勇気八段(30)と斎藤慎太郎八段(31)。振り駒で佐々木八段の先手番に決まり、注目の対局がスタートした。
JTプロ公式戦は、持ち時間各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間という早指しで行われる。一瞬の判断ミスが勝敗を大きく左右するため、スリリングな展開が魅力の棋戦だ。
自身初となるJT杯準決勝の舞台に立つ佐々木八段は、2回戦で近藤誠也八段(30)を撃破して勝ち上がってきた。戦前には「斎藤八段と大きな舞台で対戦できるのはうれしい」と語っており、気力は十分。初優勝へ向けて、この大一番でも持ち前の鋭い踏み込みを見せたいところだ。
対する斎藤八段は、豊島将之九段(36)、伊藤匠二冠(叡王、王座、23)という屈指の強敵を次々と打ち破り、3度目のベスト4進出を果たした。2022年にもこの大阪大会での対局を制して決勝へ駒を進めており、相性は抜群。「JT杯の舞台に立てる喜びを、いい内容につなげたい」と、地の利を生かした躍動を誓う。
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