■政界に根強く残る「肩書きバイアス」
ソウル五輪代表を経て熊本市議・県議、現在は参院議員を務める松野氏は、2010年に市議へ初当選した際の苦い経験を明かす。初めて壇上に上がる際、同僚議員から「走るなよ」と野次を飛ばされたという。
また当時、無所属だった松野氏は、熊本市のシティマラソンにフルマラソンを導入して1万人規模のスポーツツーリズムへ成長させるなどの大きな実績を挙げても、同僚議員から「新聞や報道に出すな」と言われ、実績を表に出さないようにされた経験を明かした。松野氏はその理由について「表に出したら圧倒的に有利になりますからね」と振り返った。
一方、アイドルグループ「仮面女子」の元メンバーで、現在は東京都渋谷区議を務める橋本氏は、「元アイドル」という肩書きのバイアスの強さを指摘する。華やかなステージの裏側が見えにくく、不祥事があると大きく報道される傾向があるため、個人の中身を知らないまま偏見を持たれやすいという。
26歳で最年少初当選した橋本氏は、「知名度だけで当選できるわけではない」と主張。区議選には自身より有名なインフルエンサーやYouTuberも立候補して落選している事実を挙げた。
■タレント議員だからこそ、できること
