■自著引き合いに…高市総理に「家計への分配」迫る
続けて、「総理の所信表明演説は『経世済民』が1つのキーワードとなっておりますが、私が昨年出した4冊目の本のサブタイトルが『経世済民論』でございます。総理の思いと私の思いで同じところも、また力点を置く場所が違うかなというところもあります」と切り出し、「経済を良くするための手段は、固定観念を持ちすぎず、柔軟に的確に考えて打っていかなければならない」と経済政策へのスタンスを強調した。
その上で落合氏は、過去約30年の外務省の法人企業統計を提示し、「売上高が横ばいなのに利益を4倍にできている。お給料を節約して、設備投資も最低限にしようという行動を取って株価が上がっている」と指摘。そして「設備投資を増やすこと、賃金を上げること、この2つは絶対に重要だ」と強調した。
さらに、高市総理の所信表明演説における「設備投資の促進」には一定の評価を示しつつも、「分配や所得を上げるところが少し弱い」と苦言を呈した。「歴代の自民党総裁は『分配するには成長しなければいけない』と語ってきたが、成長しても分配が足りないから成長力が少し弱まっているという研究者も多い。好調な企業収益を国民の家計に回す政策は、投資を増やすのと同じくらい重要ではないか」と高市総理に認識を問いただした。
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