わずか8カ月で解体の「中道」落選候補が赤裸々告白…「自民党にかなわない」決定的ポイントとは?「すごく切ない」自ら“党名を消す作業”に追われる日々で痛感

わたしとニュース
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■有権者の信頼回復へ「自民党ではないもう一つの選択肢」をどう示すか

 電撃的に結成された同党。浜田氏が「ちょっと急すぎた感じがある。選挙があったとはいえ」と指摘すると、反田氏は「でも私は盛り上がってしまった。よしこの勢いでと。ようやく自分が投票したいと思える党ができた、政権を担えるかもしれない、かつ自民党ではできないような教育や福祉、働き方を変えていける政党ができると思った」と振り返る。

 立憲民主党では不十分だったのかという浜田氏の問いには、「もちろん立憲は選挙によって政権交代をした経験もあるし、いい経験も悪い経験も民主党政権の時に味わった経験者がいる。ただそれだけではなく、政権を一応長く担ってきた公明党が一緒になるとより担うことができると思った」と、当時の高い期待感を語った。

 しかし、その後は合流と解体の議論に終始した。反田氏は「この間、私にはすごく長い期間のように思えて、毎週いろいろな人から『前向きだ』とか『やっぱり難しい』という話を聞き、揺れ動きながら最後の最後までどうなるか分からない状況だった。雲行きが怪しいとは正直思っていたが、本当に最後の最後、参議院の立憲民主党が『NO』を突きつけるまではまだ分からないという状況だったので、やっぱりそうだったのかと。その後もう敗戦処理というか撤退をやらなくてはならないのはなかなかつらい」と、合流協議の破綻に直面した際の苦しさを語った。

 また、政策一致だけでは合流が容易ではなかったことについて「近くで見ていて、そう簡単な話ではないと。それぞれに支持母体があったり党職員もいたりするので、どう一つにしていくのかというのは政策が一致したからといって簡単になれるわけではないと、この間でよく分かった」と振り返る。

 浜田氏は「受け皿になる党としてどういう国を目指すのか、核がないままに、合流するかどうかの話ばかりがニュースになっている。一体何を目指すのかということも、落選中の方も含めて議論をしないと、有権者から見たら何を託して投票するのかが見えない」と苦言を呈した。

 さらに「個人の活動も大事で、反田さんに入れたいという人も出てくると思うが、やはり政策的な柱はちゃんと作ってほしい。自民党との差別化をどうしていくのか。人権の問題や、選択的夫婦別姓、安全保障、社会保障など、多くの課題がこの国にはある。対抗軸は政策でしか出せない。しかし、そこを話している余地がない感じがする。結局、それが中道が勝てなかった一つの要因でもあると思う。どんな国を目指したいのかが見えたら選択肢になり得た。リベラルだと思っている人でさえ、女性総理の方がいいという理由などで自民党に投票している。本来は立憲などに入れるはずだった層まで自民党に取られた。その検証も十分にされていないのではないか」と指摘。

 これに対し反田氏は「次に向けてどう打ち出していくか。長年活動していて、自分たちでは言っているつもりだが全然伝わっていない。中道って何だったの?というのを、もうちょっと分かりやすく、広報戦略も含めてやっていかなければならない。しかしお金がない中ではなかなか大変なことだと思う」と語った。

 それでも、野党の存在意義を信じる姿勢は崩さない。「自民党じゃないもう一つの選択肢、政権交代ができるようにしないと政治をアップデートできないし、社会にむしろ遅れていってしまう。中道はどうかと思うが選択肢は必要だという方は本当に多くいらっしゃって、一つの党になれなかったとしても別の方法、担えるような方法を落選者も含めて作っていかなければいけないと思う」と主張した。

 そして今後の自身の歩みについては、「正直、年末までどうなるのかが分からない状況。ただ、選挙に出た時の思いは変わらない。期待して一票を中道に投じてくださった方は野党の中で一番多く、国民民主党や参政党の倍くらい得票率はあるので、そこを決して裏切ってはいけない。一つの党になることはできなかったが、塵になってはダメだと思う。私自身もその思いを実現するにはどうしたらいいのかを常に考えつつも、選挙に出て勝たなければその思いは実現できないので、まずは生き残る。地元で着々と活動を続けていく。お金の制限や仕事との両立など制限はあると思うが、私個人のポスターを貼ったり、毎朝街頭に立ち続けたり、それぞれが地域で次の選挙に備えてできることをやっていくのが落選議員にできることだと思う」と締めくくった。

(『わたしとニュース』より)

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