■「批判なき国会はブレーキのない車」歴史の教訓と野党の使命
長妻議員は、世論の「野党不要論」に対し、戦前の大政翼賛会を引き合いに出して強い警鐘を鳴らした。「戦前も『野党は批判ばかりだ』として自主的に政党が解散し、批判が一切ない国会になった。しかしそれはブレーキのない車と同じで、無謀な戦争へと突き進んでしまった」と歴史を振り返る。追及への批判を乗り越えるためには、調査力と証拠をさらに磨き、政府に非を認めさせることが不可欠だと主張。具体的な制度提案として、幹部官僚のメールなどのやり取りをすべて保存する「キャップストーン・アプローチ」の導入に言及した。そして、「国家ビジョンを明確に掲げ、内閣を倒して新しい政権を作ることが野党の使命だ」と言葉に力を込めた。
宮本氏は、野党が自民党政治に真っ向から対抗する明確な対立軸を示すことの重要性を説いた。「野党が国民の願いを代弁し、今の政治に代わる仕事ができることを国会で示していかなければならない」と語る。具体例として都市部での住宅価格や家賃の高騰を挙げ、「公的な住宅の整備や家賃補助など、抜本的な住宅政策の対案を掲げて戦い続けるべきだ」と主張。立憲民主党が中道に合流する過程で、自民との対立軸がぶれたと指摘し、国民の暮らしに寄り添う政策対立軸を鮮明に打ち出す必要性を訴えた。
与党と野党の両方を経験してきた公明党の谷合議員は、「どちらの立場であっても国民の暮らしと命を守る責任感は変わらない」としつつ、「野党は永田町での役所ヒアリングにとどまらず、より現場に入って生の声を行政にぶつけることができる」と野党の強みを語る。「与党が長く続くとどうしても官僚の発想に染まりがちになる」と指摘し、国会に緊張感を持たせるためには、法案の「事前審査制」を見直して国会審議の中で修正を行えるようにする国会改革が必要だと提言した。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧
