■「382円ならもう少し出せる」現場からの指摘
札幌市における小学校高学年の食材費(2026年度)は、1食あたり382円。昨年度より30円ほど高くなっている。埼玉県の公立小学校で約40年、栄養教諭として給食に関わってきた今井ゆかり氏は、1食382円であれば「もう少し(量を)出せると思う」と語る。
「埼玉県の栄養士に聞くと、一番安いところで1食290円、一番高いところで333円。渋谷区の栄養士に聞くと、低学年410円、中学年430円、高学年455円。東京でも、その金額だと『少し多いと余る』と言っていた」と、他地域との比較を示し、382円という金額については「割といい」との見方を示した。
物価高騰による給食への影響については、「給食費がきつくなっているのは事実だが、食材を変えることで量は確保してきた。無償化になったから給食が減ったということもない。昨年はお米がすごく高くなって大変だったが、やりくりして、お腹がすいてしまうようにならないように栄養士が頑張って出してきた」と、現場の工夫を語った。
■「無償化と質の問題は分けて考えるべき」
