混迷の米中間選挙でトランプ大統領ピンチ?マスク氏“440億円の巨額献金”は裏目に出る?「政治腐敗の象徴として逆効果になる可能性」国際政治学者三牧聖子氏が指摘

わたしとニュース
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■岩盤支持層「MAGA」の離脱…中間選挙の展望は

 今回の中間選挙は、上院のおよそ3分の1にあたる35議席、下院の435全議席が改選される。上院ではテキサス州やミシガン州など7州で接戦となっており、民主党は現在47議席を獲得する見通し。過半数の奪還には残る接戦州のうち4州で勝利する必要があるが、三牧氏によると、民主党が過半数を伺う情勢だという。

 民主党がここまで追い上げている最大の理由として、トランプ大統領がこの2年間、物価高対策をきちんと実行できなかったことへの国民の根強い不満がある。能條氏は「もともとトランプ大統領が最初に支持された理由は、人々の暮らしを良くするところだったはずなのに、そこが全くなっていない。イラン戦争を始めてしまい、イスラエルをより支援して時間が長引いている。関税の時もそうたが、時間が経つにつれて『トランプ大統領が言っていることは実際良くなることに繋がっていないんじゃない?』という国民の不満の高まりもあるのかもしれない。それが“ピンチ”なのかなと。でもそれはまっとうですよね」と述べ、支持低下の要因を推察した。

 実際にトランプ大統領の支持率は下落傾向にあり、三牧氏は「岩盤支持層であるはずの“MAGA”の一部までもが離脱している」。「戦争をしない」と約束したにもかかわらずイランとの戦争を開始したこと、さらに大統領就任後に自らの肩書を利用して個人資産を増やし、ファミリービジネスを有利に進めているのではないかという疑惑も浮上していると分析する。「困窮する庶民のための政治が行われない」と不信感を抱く人々の投票意欲を刺激する可能性もあるという。

 こうした中間選挙の状況について能條氏は、アメリカの選挙戦におけるAIフェイク動画を用いた相手候補へのネガティブキャンペーンなどにも触れ、「かなり下品なところも見られるが、同時に中間選挙というのが各党の中にあって、民主党の異色候補など、いろいろな新しいスターが出てくるのは良いことだと思う。そこは日本も見習っても良いのでは」と述べた。

(『わたしとニュース』より)

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