■「夫は仕事、妻は家庭」という役割分担が根強い理由
では、なぜ「夫を立てて妻が家のことをする」という考え方が今も根強いのか。藤田氏は、社会や職場の構造的な要因を挙げる。「管理職までいっているのがほとんど男性しかいない、昇給・昇進が見込めるのは男性の方が多いから、妻の方が働き続けていてもあまり収入が増える見込みはなさそうだなと夫婦で戦略を立てて、『じゃあパパに頑張って働いてもらって、昇進・昇給してもらおう』と。結構合理的な考え方だが、そこが今変わっているので、今は必ずしも上の世代を見て『男性しかいないから…』というふうに決める必要はない」。
瀧波氏は、現状について「都会の一部では変わってきたと捉えられているが、都会でも一部だし、地方ではそれほど変わっていない」と指摘する。
「結局、会社の中が男性社会なので、子どもがまだ小さい男性社員に対して『早く帰った方がいい』とならない。会社が男性を手放さないから、女性がワンオペせざるを得なくなったり、保育園などのいろいろな悩み事が女性の肩にのしかかってくる」と、女性側に負担が大きくなってしまう現状を語った。
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