■赤い毛糸に込めた抵抗━━ニューメキシコ州サンタフェの静かな抗議
ルート66を西に進んだニューメキシコ州サンタフェでは、共和党一色ではないアメリカの多様な表情も見られた。民主党支持が厚いこの街では、トランプ政権が進める不法移民の摘発や強制送還に対する非暴力の抵抗運動が広がっている。
象徴となっているのが「メルト・ジ・アイス・ハット(Melt The ICE hat)」と呼ばれる運動だ。今年1月にミネソタ州でアメリカ人女性が米移民・関税執行局(通称:ICE)の職員に射殺された事件への抗議として、第二次世界大戦中にナチス占領下のノルウェーで抵抗の意思を示すために赤い帽子を編んだ歴史に着想を得たもので、編み図がネットで共有され全米へ波及した。現地の毛糸店では赤い毛糸が売り切れる事態となり、店主のキンタナさんは自ら特注で赤く染めた毛糸を「レジスタンス・レッド(抵抗の赤)」と名付けて販売していた。
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