将棋の第39期竜王戦七番勝負第3局は11月4日、挑戦者の服部慎一郎七段(27)が前日に封じた62手目が開封され、午前9時すぎに藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、24)の手番で対局が再開された。
世界遺産・仁和寺を舞台に行われている最高峰の七番勝負第3局。シリーズは、開幕から藤井竜王が2連勝を収めてタイトル6連覇へ向けリードを広げている。本局で藤井竜王が3連勝で王手をかけるか、初タイトル奪取を狙う服部七段が反撃の1勝を挙げるか注目の大一番となっている。
本局は、先手の藤井竜王の得意戦法である角換わり模様に対し、服部七段が工夫を見せる中、藤井竜王が「穴熊」を志向。互いに長考を重ねる難解なねじり合いの末、服部七段が62手目を封じて1日目を終えていた。
ABEMAで解説を務める川村悠人四段(27)は、1日目の攻防について「藤井竜王の“鉄板”である角換わりに対し、服部七段が対策をかなり練ってきた。玉が左右に移動するなど、前例を参考にしつつ凝った作戦が見られた」と分析。その凝った作戦を受けたことで、「結果的に藤井竜王も相居飛車ではなかなか見ない四枚穴熊となった。鉄壁の穴熊だが、その分少し攻め駒が少ない。盤上は駒がぶつかったばかりなので、今日から本格的な戦いに入ると思う」と今後の激戦を展望した。
「強気に真っ向から受け潰すという“服部調”の手」




