将棋の第39期竜王戦七番勝負第3局が11月3・4日の両日、京都市の「仁和寺」で指され、藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、24)が挑戦者の服部慎一郎七段(27)に勝利した。
この結果、藤井竜王はシリーズ開幕3連勝を飾り、タイトル防衛と6連覇に向けて“王手”をかけた。対局場となった仁和寺では自身通算6戦全勝と、抜群の相性を誇る舞台で不敗神話を更新した。
本局は藤井竜王の先手番で、角換わりの出だしに。これに対し、服部七段が玉の移動を交えた凝った工夫を披露した。藤井竜王は相居飛車では珍しい「四枚穴熊」に組み、じっくりとした構想戦から長考合戦へと進んだ。2日目の再開後は藤井竜王が積極的な攻勢に出てペースを握り、主導権を渡さない引き締まった盤面を展開した。
終盤戦に入ると、受けに回っていた服部七段も攻め合いを決断。両者譲らぬ力のこもった攻防戦が繰り広げられた。しかし、藤井竜王が築いた穴熊はどこまでも堅く遠い。服部七段の渾身の反撃を冷静にいなした藤井竜王が、最後は手堅い指し回しで押し切ってシリーズ3勝目を掴み取った。
藤井竜王、服部七段の終局後のコメント




