「頂上作戦」でトップ逮捕
福岡県警はみかじめなどの摘発を強化。工藤会の壊滅を目指した「頂上作戦」に着手し、2014年9月、野村悟総裁(当時)と、ナンバー2の田上不美夫会長(当時)を1998年の元漁協組合長射殺事件の殺人の疑いで逮捕。その後、市民が襲われた4つの事件について殺人などの罪に問われた。
福岡地裁は2021年8月、4つの事件について、いずれも野村被告の共謀を認定。求刑通り死刑を言い渡した。野村被告は当時、「生涯このことを後悔するぞ」と述べていた。一方、控訴審で福岡高裁は死刑を破棄し、無期懲役を言い渡した。4つの事件のうち漁協組合長射殺事件は、推認する力に乏しいとし、無罪と判断された。
「頂上作戦」を指揮した元福岡県警刑事部長の尾上芳信氏は「真実は一つしかないが、一部無罪になったからと言って、それが真実というわけではない」と話す。現在は3つの事件で有罪として無期懲役判決(福岡高裁判決)。検察・被告側の双方が上告している。
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