「ずいぶん下の地位」から会長になったワケ
後藤理事長とは、いったいどんな人物なのか。尾上氏は「後藤は私が頂上作戦を指揮していた頃、ずいぶん下の地位にいた。上が逮捕され服役するなど不在となったため、玉突き状態でトップになった形だと思われる」と推察。
「頂上作戦当時は工藤会の田中組の中でも役職にも就いていなかったような人物だった」にもかかわらず、6代目になった理由として「頂上作戦から12年間で、名だたる幹部組員を逮捕・起訴して、刑務所に送り込んでいる。そういった観点で、田中組の役職に就いていた組員もほとんどいなくなった」ことを挙げる。
加えて「後藤は毎日のように拘置所に出向き、野村被告と田上被告に忠誠心を尽くし、家族も連れて行く。ライバルがどんどん減る状況のなか急浮上し、田上被告からも信任を得たのだろう」と推測した。
現状の工藤会については、「生き残りをかけている。野村被告は引退し、田上被告も無期懲役が確定すれば、もう出てこられない。しかも、もうすでに12年間、拘置所生活をしている。面会に行っても、拘置所の職員が立会うなか、どんな指示を受けられるのか。やはり組員としては、現場に権限移譲してもらいたい思いがあり、今回行われたのではないか」とみる。
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