制作の遅れから放送の延期が相次いだり、意図しない総集編が放送されたりするなど、トラブルが続く日本のテレビアニメシーン。アニメーターの労働環境問題などもクローズアップされるようになり、『君の名は。』や『この世界の片隅に』といった大作アニメ映画がヒットを飛ばす一方で、テレビアニメ業界はその過酷な制作環境により危機に瀕していると噂されることもある。
 そんな中、2016年に大躍進を遂げたのが「日中合作アニメ」だ。古くは2010年に日本でも放送された『最強武将伝 三国演義』など、これまでも日中合作アニメは存在していたが、2016年に入りその数は一挙に増大。アニメファンの間でも「意外に面白い」と話題を集めている。