2014年にスタートした新生K-1は、第1回以来、すべての大会が超満員、前売り段階でチケット完売になることも珍しくない人気ぶりだ。
かつてはヘビー級とミドル級(70kg)が中心だったK-1だが、新生K-1の特徴は55kgのスーパー・バンタム級から細かく階級分けがなされていること。そのため軽量級から重量級までさまざまな体格の選手にチャンスがあり、実力や個性を発揮しやすい。
また軽量級では日本人が世界トップになる可能性も高くなるから、それだけ(日本の)観客にとって感情移入しやすい舞台でもある。そういう環境でスーパー・バンタム級、フェザー級(57.5kg)の2階級制覇を果たし、スターになった武尊は、まさに新生K-1の申し子と言っていいだろう。