90年代中盤の声優雑誌創刊ブーム以降、顕著となってきた声優のアイドル化だが、昨今では、アイドル声優を目指し、声優系の専門学校や養成所に入る声優志望者が増加の一途を辿っているという。
しかし、声優そのものの需要は限られている。話題の海外映画などでは、幅広い層に人気がある俳優が吹き替えを担当することで、話題作りを行う広告戦略も採られ、声優志望者の数に対する門戸は限りなく狭くなっている。
アイドル声優を目指し専門学校や養成所で学んだものの、大手の声優事務所に所属できず、小さい事務所やフリーランスで活動するアイドル声優予備軍。その現状について、彼女たちが出演するイベントでスタッフをしている関係者に話を聞いてみた。