デビュー以来無敗のまま連勝記録を更新した将棋の最年少棋士・藤井聡太四段。連勝は7月2日の対局で敗れ、「29」でストップしたが、将棋ファンの次なる興味は「どのタイトルを取るか」だ。将棋界には竜王、名人といった8大タイトルのほかに、テレビ対局や若手限定の大会などがある。各棋戦の状況を確認した。
◆8大タイトルと対戦相手
【竜王戦】 未定 来期は5組ランキング戦から
【名人戦】順位戦C級2組 中田功七段 ※7月6日
50人参加のリーグ戦。10戦して上位3人に入れば、C級1組に昇級する。
【叡王戦】段位別予選(四段) 四段5人の勝者
トーナメントをあと2回勝ち抜けば、佐藤天彦名人(叡王)と各段位別予選を勝ち抜いた計16人での本戦トーナメントに出場。決勝は七番勝負。
【王位戦】 未定
【王座戦】 未定
【棋王戦】挑戦者決定トーナメント 豊島将之八段
あと6回勝ち抜けば渡辺明竜王(棋王)への挑戦権を獲得。ベスト4以上は2敗失格システムで、1度負けた選手は敗者復活戦へ。
あと1勝で二次予選出場が決定。さらに勝ち抜き、シード棋士とのリーグ戦で1位となれば、久保利明王将への挑戦権が得られる。
【棋聖戦】一次予選 西川慶七段
あと4回勝ち抜けば二次予選へ。勝ち抜いた選手とシード棋士の16人で決勝トーナメント。勝ち抜けば羽生善治三冠への挑戦権が得られる。
◆その他の棋戦と対戦相手
【朝日杯将棋オープン戦】一次予選 大石直嗣六段
あと3回勝ち抜けば、二次予選進出が決定。さらに勝ち抜けば本戦トーナメントへ。
【銀河戦】 未定
【NHK杯】 森内俊之九段
あと5回勝ち抜けば優勝。
【新人王】 佐々木大地四段
あと2勝すれば決勝三番勝負へ。
【上州YAMADAチャレンジ杯】 三枚堂達也四段対梶浦宏孝四段の勝者
あと3勝で優勝。
【加古川青流戦】 都成竜馬四段
あと3勝すれば決勝三番勝負へ。
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