声優の小岩井ことり（27）が12日、自身のブログを更新。Nuendo 8 製品発表会に出席したことを明かした。
小岩井は前日の11日にカナダ大使館で行われた「Nuendo 8 製品発表会」に登壇。Nuendoとは、小岩井によると「使用しているDAW『Cubase』の上位機種で映像制作機能を備えたオーディオポストプロダクションソフトウェア」のこと。
今回は、そのNuendoが久しぶりにメジャーアップデートをするとのことで「その発表会に登壇させて頂くという光栄な機会を頂いた」のだそう。
発表会が行われた大使館の入り口には豪勢な扉があり、小岩井はその扉の前を通ったときに「凄いかっこいい扉！」と思ったそうだが、「SEエンジニアさん達は見るなり『この扉、いい音しそうだよね！サンプル欲しい！』とすぐ録音する気になられていた」という。その姿を見た小岩井は「すごく胸が高鳴りました！SEエンジニアの皆さんは常に音へのアンテナを張っていらっしゃってプロフェッショナルとは、いい意味でクレイジーなんだ、と誰かが言っていた気がしますが、本当にそうなんだ！と思って、ワクワクしちゃいました！（笑）」と感激した様子。
小岩井は今回登壇したことについて「ゲームや映画、アニメーション、の現場でお仕事をされている沢山の方々に出会うことができ、直接お話を伺うことによって、私たちの仕事は色んな方々に支えられて成立しているんだなぁ、とより実感することが出来ました。そんないいご縁を与えてくれた『Nuendo8』には、本当に感謝しかありません」とブログで思いをつづった。
小岩井のブログはその分野に詳しくない人が見るとマニアックすぎて分からないとファンの間で話題になっており、今回のブログでも、Nuendoの新機能を紹介するなど、マニアックな内容となっている。
小岩井がまず注目したのは「ダイレクトオフラインプロセッシング」という新機能。これは、「本来トラックごとに立ち上げて使用するVSTプラグインを、任意に指定した波形ごとにかけることが出来るという機能」だという。
さらに、「直接波形を書き換えちゃうのでCPU負荷も軽減されるんですって！にもかかわらずですよ！なんとプレイバックしながらでも編集操作がすぐに反映されるのです…！！」とコアなファンにしかわからない新機能に興奮が隠せない様子。「プラグインをトラックに立ち上げている状態と同じように、複数かけや順序入れ換えパラメーターのコピー＆ペースト機能まできちんと備えているんです。この機能を使うと、かけたいプラグインごとにトラックを分けるなんて手間やオートメーションを書く手間も不要になりますし、フリーズして負荷軽減する必要がなくなる、なんて可能性もあるんじゃないでしょうか…！？すごい！！！」とさらに驚きは続く。
また「個人的に興味深かった」機能として「Sound Randomizer」というプラグインを紹介。これは新しく搭載された新機能だといい、「4つのパラメーターを操作することにより音色にランダムな変化を与えるということが出来るんです」と説明した。
既にアフレコ現場でも使用され役者からも好評を得ているという「ADR（オートマチックダイアログリプレースメント）」については、小岩井が発表会で実際に声を当てたことを明かし「台詞やキューが画面に表示されるのでいわゆるリハーサルなしでも、さくっと合わせることが出来ました！」と感想をつづった。
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