中学生棋士・藤井聡太四段(15)が9月7日に行われた新人王戦準々決勝で敗れ、昨年12月のデビュー戦以来の成績を、39勝6敗とした。デビューから破竹の29連勝で、歴代最多の連勝記録を樹立したが、その後は10勝6敗。鮮烈な連勝劇に陰りが見えたように思うファンもいる中、「6敗」の相手を確認してみると、その全てが20代の若手棋士だった。藤井四段の成績の裏にあるのは、才能あふれる20代棋士が競い合う群雄割拠の状況だった。