今、将棋界に大きな世代交代の波が起きようとしている。1969年から1971年に生まれ、将棋界で大活躍したいわゆる「羽生世代」に対し、20代半ばからさらに若い新世代が続々とタイトル戦に登場。長くトップの君臨し続けたベテラン棋士たちの座を虎視眈々と狙っている。日本将棋連盟の理事を務める鈴木大介九段(43)によれば「25歳最強説というのがある。今の将棋界は20代が強い」という。成長著しい若手棋士と、今なおトップを走り続けるベテラン棋士、現在の将棋界の勢力図を確認してみた。