将棋ソフト(AI)の進歩が目覚しい近年、若手棋士だけでなくベテラン棋士でも将棋ソフトを活用して研究することが珍しくなくなった。活用するというと、場面に応じた最善手をソフトに教えてもらう、というイメージを持つ人も多いが、実際は少々違う。若手の実力者の1人、青嶋未来五段(22)は「定跡をソフトで研究する人もいますけど、私はいろいろな可能性を考えて使っています。これからもまた、ソフト発の新しい戦法が3つ4つ出てきてもおかしくない」と語った。