中学生棋士の巻き起こした大ブームが、若手プロ棋士の活性化につながっている。デビュー以来29連勝の大記録を樹立した藤井聡太四段(15)の登場で、日本中に将棋ブームが巻き起こったが、藤井四段に影響を受けたのはファン側だけではない。これまで「若手」と呼ばれていた20代の棋士たちが、超強力な後輩の出現にこれまで感じたことのない刺激と焦りを受けている。若手の1人、八代弥六段(23)は「とても年下の棋士が急に出てきてびっくりした」と思いを明かした。