将棋の藤井聡太四段(15)が11月21日、王座戦一次予選の2回戦で平藤眞吾七段(54)に勝利し、プロ入り通算50勝目を達成した。
藤井四段は史上最多となる29連勝を記録して以来、現在2度目の2ケタ連勝中で、今回の勝利で11連勝とした。50勝目については「勝てば50勝というのは知っていました。一局一局積み上げたものが50勝という節目(せつもく)の数字になったのは感慨深い」と語った。プロ入り後まもなく1年が経つが「今までにない経験ができた1年でした」と振り返った。
藤井四段は、年度成績では対局数(46局)、勝数(40勝)、勝率(0.8696)、連勝(29連勝)と“四冠”を独占中。2017年度は残り4カ月強だが、歴代最高記録となる89局、68勝(いずれも羽生善治棋聖)、0.8545(中原誠十六世名人)の更新にも期待がかかる。また、今年の新語・流行語大賞にも「藤井フィーバー」がノミネートされており、合わせて“五冠”の可能性もある。
王座のタイトルは中村太地王座が保持している。対局の持ち時間は各5時間。
(C)AbemaTV