将棋の羽生善治竜王(棋聖、47)が12月5日、渡辺明前竜王(棋王、33)との竜王戦七番勝負を制し、前人未踏の「永世七冠」を達成した。8つあるタイトルの中、永世称号がない叡王を除く7つのタイトルすべてで「連続5期」「通算7期」などの条件をクリアした大偉業に、各メディアでも大々的に取り上げられ、街中では号外も配られた。歴史的快挙の直後に行われた記者会見で、興奮する様子もなく静かに語り続けた羽生永世七冠が口にした2つの言葉に、ファンからは感銘を受けたとの声が相次いだ。